この日は良く晴れました。
五百羅漢がある禅寺として有名だそうです。
地元の檀家さん達の協力で運営が成り立っていますといった親密感のある、とてもこじんまりした雰囲気。
境内にあるお地蔵さん。三十年程前に放火に遭い本堂が消失。再建の折、雨ざらしだったお地蔵さんにも祠を普請することになり、基礎を工事するため地面を掘ると十字架を刻んだ墓石が出てきたそうです。伝承等は残っておらず詳細は不明だったのですが、捨て置くわけにいかずお隣に供養されたとのこと。
お話を伺った時、推測の域はでませんが人知れずお地蔵さんの足元に近親者の墓石を埋めてカモフラージュしなければならなかった人々の無念を想像し思わず鳥肌がたちました。合掌です。
お地蔵さんの前をやり過ごすとすぐに石段があり、山門の向こうに五百羅漢が鎮座されています。
明治以降、五百羅漢の山は捨て置かれていたそうです。石仏も長年の風化でただの石の固まりとなったものもあり。。。しかも山奥で光が乏しい状態。苔むしていれば絵になるなと見回りましたが枯れ草で敷き詰められている園内。。。ちょっと言い訳してます。。。
境内を無料で開放しておられればよかったのでしょうが、人からお金を頂いて何かを観てもらうというのは一筋縄でいくものではないなと思った次第。それでも気分を害せず過ごせたのはお話を伺ったお寺の方(少し年上の女性)の対応力でした。やはり人と人のつながりで物事どうにでもなるものなのですね。心したいと思います。
minolta XD
MD ROKKOR 50mm 1:1.4
CENTURIA 100
SONY DSC R1
3 件のコメント:
木漏れ日の中のお地蔵さんたち。雰囲気がよく伝わってきます。一度訪れてみたいです。
こんばんは、BLUE EYESさん。
コメントありがとう!
『おいおい!どこ入っていくねん!』とツッコミ入れられるぐらいに周りは住宅街です。写真のデフォルメっておもろいですね〜^^)q
え~っ!! ぜんぜんそうは見えませんっ!
コメントを投稿