2010年5月1日土曜日

Date/10.4.24 (sat) モノクロのすすめ




一ヶ月の締め。定期物の下版日を無事やり過ごす。
去年末ぐらいからこの仕事に関して、先方とのやりとりでいろいろとややこしいことが発生してしまい、担当者ギクシャクした関係になってしまった。なので、とにかく要らぬことを考えず、ひたすら段取りだけに集中。全ての行程を機械のごとく処理してお昼までに仕上げた。
そのまま帰宅という気分ではなかったので梅田に出て中古カメラ屋をひやかしに行く。
たまたま波長の合う店員さんと出会えたので、いろいろと写真の事や機材の事について商談というより雑談モードで小一時間ほど楽しい時間を過ごせ、仕事がらみの心のつかえを多少は降ろすことができたのはとても助かった。
ここでもそうだったのだが、最近はどうも私のアンテナに『モノクロで写真する』というキーワードが引っかかる。店員さんとの会話のなかで、その方の経験から紡がれる興味深いモノクロ談義を訊かせてもらい、最後に『。。。いろいろ熱心に勉強されているようなので、是非、モノクロを経験されることをお勧めします。』ととてもありがたい言葉を添えていただけた。意識するしないに関わらず、間違いなく私はモノクロで写真することを求めているのだろうと思う。

さて、どうやって行くかだ。。。


SONY DSC R1

2010年4月30日金曜日

Date/10.4.23 (fri) デジタルで撮ってみて改めて思った事


最近、フィルムカメラを置いてデジタルカメラで撮っています。
昨日も同じ趣旨のことを書いたのだけれど、フィルムカメラを経験したことで写真撮影の基本を知る事ができました。
改めて感じるのは、去年までの自分ならデジタルカメラのダイヤルをただ闇雲に操作していただけだったのだなと。
少々高い授業料だったのですがこれからも写真をし続けていくことを考えると必要な投資だったと思えます。

カラーのネガフィルムを詰め込んで写真をはじめ、この夏でもう一年になります。10年くらい経った時に、あの一年目は詰まってたなぁと思えるよう、もう少し頑張って心のおもむくままにどしどし歩き回って意欲的に写真するつもりです。






SONY DSC R1

2010年4月29日木曜日

Date/10.4.22 (thu) モノクロで撮る



モノクロで撮りました。
しかし、SONYのDSC R1というコンデジでのモノクロモード。
なので、当然のことながら、EVFに映し出される『画像』もモノクロになり素人にとっては非常にイメージしやすい。



会社帰りの時刻、夕方の商店街。大まかに『ここは○○EV、あそこは○○EV』とマニュアルでアタリをつけ、狭いラティチュードを三分の一単位のシャッタースピードで調整しつつ、リアルタイムに浮かび上がる像を確認しながら決定していく。
本職がDTP屋なので脳裏に浮かんだ像をフォトショップで操作しているような感覚があり、思わずショートカットで『トーンカーブ』を呼び出したくなるくらい自分にとっては身近であり面白い体験でもあります。



しかも、フィルムカメラでの撮影を経験した事で、光を読みの意識付けが自然となっており、シャッターを切るまでの動きに無駄が少なくなりました。
こうなってくるとウエストレベルの撮影もしたくなります。露出とシャッタースピードをパンフォーカス出来るように調節。足りなければザックリISOを上げて補う。
頭でイメージしたことをダイヤル操作でカメラに伝えてやり、結果がモニターに映し出され微調整してシャッターを切る。
京橋の商店街をそんなふうにスナップして歩きました。
とても楽しかったです。


自分のやっていることがあくまで『フェイク』であることは十分承知していますが、今ある自分の環境で無理せずやれることをやり切りたいと考えています。
それに、折角出会った機材たちなので成仏するまで使い切ってあげたいなとも思う今日この頃です。
と自分を納得させつつ、やっぱりモノクロをフィルムで。。。自家現像で。。。プリントも。。。と夢想しています。フッ〜



2010年4月28日水曜日

Date/10.4.21 (wed) 定まらず


被写体がつまらないのではなく、私がつまらないのだと思う。
久しぶりの晴れ間だった。お昼休みに満を持して撮りに行ったつもりだったがこの結果。



暗部の諧調が出てるとかなんとかはもう卒業。そんなことはどうでもいい。
もっとやりようがないものか。




夕暮れ時、地元の駅を降りた広場で見た空がきれいだったので撮った。
わかるんだけどね、だから『どうしたくなり』『どうしたのか』を問う段階だと思う。
と、追いつめてもいけないし、その場その場で自分に問いかけないのもいけないしといったところをウロウロしているわけです。
改めて、何かを造っていくってのは難しい。

2010年4月27日火曜日

Date/10.4.20 (tue) そして、雨


今年の春は雨が多いです。
昨日も天候はすぐれず、本日も雨でした。


お昼休み斜向いにあるマンションの駐車場の片隅、喫煙コーナーのようなものがあり、何気なく灰皿に目をやると『サクラカラー』なるロゴが目につきました。
いやいや懐かしい。フィルムカメラ自体は去年の夏から始めたのでリアルタイムでは良く知らないのですが、ありましたよねそんなフィルムが。。。

ググってみると、
『。。。戦後の国内シェアは、さくらカラー(後に「サクラカラー」に表記変更)がフジカラーを圧倒する状態が続いた。しかし、1970年代に入ると圧倒的な広告費を投入して知名度を向上させたフジカラーが逆転、サクラカラーはその後、コニカカラー、コニカミノルタカラーフィルムを経て事業撤退するまでの間ついに首位の座を奪いかえすことはできなかった。。。』

さらには、
『。。。1873年写真材料・石版材料を取り扱う小西六兵衛店として設立し、のちに小西六写真工業へと発展。。。1940年11月3日には国産初のカラーフィルムであるさくら天然色フヰルム(後のサクラカラーリバーサル)を販売。日本の写真用カメラフィルムのトップブランドの1つとして成長した。。。』

て具合に、
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。。。
なわけですね。。。


でもね、せめて写真の撮影は、『背面モニター』を見ながらカメラを『かざす』のではなくて、『ファインダー』を覗いてカメラを『構える』スタイルが残ってほしいものだなと思う今日この頃です。かっこいいと思うんだけどなぁ。。。

2010年4月26日月曜日

Date/10.4.19 (mon) 物欲



毎日持ち歩くのに小さくて軽く、それでいてしっかりした質感のある90mm前後の中望遠レンズが欲しいです。
偉そうな事を云うと、その画角の時に被写体との距離感が一番しっくりくるのでしょう。まぁ、とにかくお金を貯めて購入したいと思います。今年中に手に入れる事ができるかもしれませんな。また一つ先への楽しみが増えました。
今ある戦力でも使い切れていないのに、よくもまぁ次から次へと物欲が湧くものです。一種の病気ですな、世の中上手い事できてるわ。

昨日のフィルムを現像してもらうため、仕事帰りに歩いて京橋まで行く。20分ぐらいの道中、夕暮れのマジックアワー。色々撮ろうと思ってたが結局これぐらいしか撮れず。。。


フィルムカメラは一旦ためらう気持ちが入ってしまうと上手くいかないものだな。

minolta XD
MD ROKKOR 50mm 1.4

2010年4月25日日曜日

Date/10.4.18 (sun) 故郷、京都伏見


義務的に大阪へ撮影に行くきになれず、自分のために京都伏見へ。
私が中学まで過ごした街。身近すぎて訪れることがなかった名刹を改めて廻ってみたくなったからです。
地元の駅に配布されていた沿線の散歩地図なるものを参考に、この日は京阪墨染駅で下車して大和街道を北上、藤森神社を経て宝塔寺、石峰寺を訪れることにしてみました。

藤森神社では5月のお祭りの準備で神輿の準備や鼓笛隊の練習風景に出くわす。

男達が総出でエエ汗かいたはりました。




小学生の鼓笛隊。ピーヒャーララッ、ピーヒャーララッとドラマで幕末に尊王方が行進する時のフレーズを稽古中。



藤森神社境内の「旗塚」は「いちのきさん」と親しまれ、ここにお参りすれば腰痛が治ると云う伝承があり、近藤勇も度々詣でて腰痛を治したそうです。


このあと、宝塔寺へ。
少年期にかけて、何度か門前を通っていたのだが入ったのは始めて。

観光寺院ではないので入場料はありません。しかし、総門から仁王門、そして本堂にかけての展開はなかなかのもので魅せてくれます。





境内の意匠や建物の見せ方も私好みで高得点のお寺でした。




で、
最後は石峰寺。
『五百羅漢』で有名な禅寺です。
規模は小さかったのですが、観光する為ではなく生活の中に息づいているふうな落ち着きがあり、とても親密感を感じました。



いやいや、もっと撮ってみたいお寺です。再度訪れるつもりです。
このあと実家に寄って両親の様子を確認し世間話などをして帰路についた次第。
この日もよく歩いた。大満足の一日でした。