2010年6月12日土曜日

Date/10.6.5 (sat) いつか見た空


ここ数年、移動は公共交通機関を使っています。
一応、奥さん名義の車は所有しているのですがめったに運転しません。

この日は実家に両親の様子を伺うため京都伏見稲荷へ行きました。



自宅からバスに乗り最寄りの駅へ。
で、
いきなりシャッターチャンスです。
プラットホームの片隅で昼の日中から若者が爆睡してる。
自然とカメラを構えてファインダーで確認。。。とそのとき階段を中年女性が上がってこちらに向かってくる。。。
『おいしい。。。』
しばしタイミングを見計らって、『いただきまーす!』

幸先良かったです。当然、調子に乗って行くefuです。



伏見稲荷の駅を降りるともうそこは京都の下町風景全開です。
いつものブルペンで、投げ込みやっているのである意味冷静に撮ってます。





このお地蔵さんの前の路地が40年前の私の遊び場でした。当時は舗装してなくて地道。
いつも目にしていた光景なので何の疑問も持ちませんでしたが、写真で見て改めて、自分は下町に住んでたんやなぁと思います。
家々の間を縫う様にして走る電車。しかも、チンチン電車とか情緒があるものではなく、当時から関西大手電鉄会社の7両編成の車両が轟音響かせて少なくとも一時間に十数本とおっているような所だったわけです。

とにかくモーレツに働けばきっと報われて、稼いだお金で人並みな『もの』を身につけ、科学技術の発展に素晴らしい未来を託せた時代。
さすがに醤油の貸し借りはなかったけれど、こんな環境の長屋で生活していても、時代の活気にほだされて自分たちを『中流』だと思えた幸せな時代。
私の頭の中も含めて、身の回りのいろんなもんが変わりました。



小学校からの帰り道に見ていた、夏の空に似ていたので撮りました。
我ながらよく撮れたと思います。

minolta XD
Tokina AT-X MACRO 90mm 1:2.5
CENTURIA 100

2 件のコメント:

kury さんのコメント...

2枚目の老人おふたりのスナップ。これはいい。とてもいいです。

Unknown さんのコメント...

kuryさん

こんにちは!
コメントありがとうございます。
とてもとても励みになります。
日々意識しつづけることを怠らないよう今後もやっていきます。

今、課題は光と『影』なのですが、なかなかしっくり来ておらず、この課題も持って行く視線に慣れが必要な気がしています。

とにかくあきらめんと追っかけます。